【富士山特集】夏こそ富士山へ!Foxfire富士登山おすすめアイテム
2023.08.04 Update
人々を惹きつける、日本最高の頂点へ
「夏といえば富士登山」という方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、富士山は年間で最も登山者が多い山の一つです。
しかし、登山者が多いからといって「富士山は簡単に登れる山」ではありません。
独立峰が故の長い登り、強く吹きつける風や急な雨、夏場とは思えない低い気温、さらには薄い酸素などなど富士山登山は想像以上に過酷です。
今回の特集ではそんな富士登山に最適なFoxfireアイテムをご紹介!
十分な装備やしかっりとした機能性の衣類を用意し、体力に応じた無理のない計画で富士山頂を目指しましょう!
ポイントと注意
富士登山で注意しなければならない点の一つが「気温」です。下界は真夏ですが、高度が上がれば気温もぐっと下がります。
富士山は五合目でも2300mと北アルプス並みの標高で、気温は100m上がるごとに約0.6℃下がるため、十分な寒さ対策が必要です。
真夏は平地では35℃近くあったとしても、高地では気温差がとても大きく体も慣れていないため、しっかりとした防寒着を用意しましょう。
富士山頂上カメラマンの植田めぐみさんのワンポイントアドバイス
富士登山で大事なことは服装選び! 五合目から頂上までの標高差は1000m以上あるため、気温も天候も全く違います。
そのため服装も悩みがち。スタート地点の五合目の平均気温は20℃ほど。とても過ごしやすい気温です。
そのため半袖で登り始める人も多いです。しかし、上に上がるにつれ、どんどんと気温は下がります。
富士山頂上でご来光を見るために登る方が大半だと思いますが、頂上のご来光時の気温は3〜5℃ほど。真冬の気温です。
そんな気温の中で動かずご来光を待っていると、どんどんと身体が冷えてきます。風が吹いていたら尚更。風速1mにつき、1℃体感温度が下がると言われています。
そのため体感温度が氷点下に感じることもしばしば。防寒着は必須なのです。
私がご来光を見る時の服装をご紹介します。
まず、一番下にポリエステル製のロングTシャツ、次に薄手のダウン、そしてフリース、最後に防水・防風性のあるジャケットを着ます。パンツも防水・防風性のあるものを。
下にタイツを履きます。そこまで着込んでも寒く感じるので、ネックウォーマーや手袋も必ずします。真夏なのに?と思われがちですが、そのぐらい寒いのです。
先日8月1日にはまさかの雪(霰)が!頂上は一面真っ白に。 猛暑日が続いているというニュースを、頂上ではこたつに入ってストーブにあたりながら見ています。笑
富士登山を計画している方、ぜひ参考にしてみてください。
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植田めぐみ(うえだめぐみ)
静岡県榛原郡生まれ。富士山に魅せられ、富士山頂上(富士山浅間大社奥宮勤務)を拠点に、頂上からの景色や、生活などの写真を撮り続けている。近年はSNSでの富士山頂上の情報を発信。2023年夏も富士山頂上にて活動中!
SIJ公認SUPインストラクター
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気温目安
- 5~6合目(標高2,400m~2,700m) 約20℃
- 7~8合目(標高3,000m~3,250m) 約10℃
- 9~10合目(標高3,460m~3,776m) 約5℃
注意点
※富士山の山小屋は混雑している事が多く、宿泊できないこともあるため事前に予約確認をお忘れなく
※弾丸登山は体の高度順応が遅く、高山病を誘発しやすいため危険です。初めての方は無理せず山小屋泊をおすすめします。
夏の富士登山におすすめの装備
防水ジャケット・パンツ
軽量で高い防水透湿性のゴアテックス素材を採用したレインジャケット&パンツをご紹介。急な雨や強風にさらされることが多い富士登山ではマストアイテム。
必ずジャケットとパンツのセットで携帯しましょう。
ダウンジャケット
富士山頂上付近では夏でも5度程度まで気温が低下するため、ダウンジャケットも必須。PFユニットダウンジャケットは、米国アライド社製の800フィルパワーの高品質ダウンを使用し、高い保温性と軽量さを両立。パッキングに便利なスタッフバッグ付き。
フリース
10度前後の気温でのハイクアップにはミドルレイヤーが重宝します。フリースよりも軽量で、ある程度の風も防ぐことができ、保温性、吸汗速乾性、軽量性にも優れた画期的な新素材『オクタ®CPCP®』を使用したジャケットをはじめ、ソフトな肌触りの定番フリースなども取り揃えております。
トレッキングパンツ
長い登りを歩くにはストレスの少ないトレッキングパンツが必須。抜群のストレッチ、撥水性、吸汗速乾性のドライスプリットパンツや、特殊セラミック繊維による遮熱効果がある「コカゲシールド」を使用したパンツなど、高機能なトレッキングパンツがおすすめです。
ベースレイヤー
長い登りが続く富士山では、汗をかいた状態が続きます。乾きの遅いコットン素材は体温を奪い、体力の消耗を早めるため、ポリエステルやウールのなどの速乾性素材が必須です。