佐藤 雄一『バーチカルタックルベスト』フィールドインプレッション
2022.06.27 Update
昨シーズンよりサクラマスにはアクアジャックベストを、ヤマメ・イワナの渓流にはエキスパートメッシュベストを使わせて頂いていました。大変使いよく長時間の釣りにもストレスを感じることが無く、集中力が持続する事で安定した釣果が出せました。
そして今シーズン、サクラマスが解禁していざ釣行となったのですが、時にマイナス10度を下回るフィールドではどうしても分厚いダウンのアウターが必須です。まぁそんな条件の日は出かけなければ良いのですが時間が許せばフィールドに立ちたいのがサクラマスアングラーの悲しい性。ところが着ぶくれした身体でピチピチになったベストでは突っ張る部分がでてきて、とてもストレスを感じました。
我慢するしかないかなぁと思っていたところ、そこにバーチカルタックルベストの発表がありました。 なるほどこのベストならアジャスターで対応できるはずだし、何よりスタイリッシュで肩肘張らずに釣行できそうです。更に言えば背中のラゲッジ部分はかなりの容量を飲み込んでくれそうです。すかさず導入する事にしました。
結果は私のわがままな体型に分厚いダウンジャケットというある意味劣悪な条件から、気温が上がりそれほど着込まなくても大丈夫になったシーズン中盤まで大活躍してくれました。期待に違わず背中には食料や飲み物は勿論の事、予備のルアーやアウター。そして何よりフォーサーズ規格とコンパクトサイズながら一眼レフカメラも容れられた事により、とても少ない出会いであるサクラマスをお気に入りのカメラで高画質に納める事が出来ました。本来の使い方では無いかもしれませんがそこはご勘弁をお願いします。
そして、6月第1週までバーチカルタックルベストとアクアジャックベストを使い分け、4回の取材を最高のパフォーマンスでこなす事ができました。最終的に21本のサクラマスをキャッチして今シーズンを終えました。
これからは3年振りに開催されるソルトトーナメントに軸足を移します。ですがその間隙をついてバーチカルタックルベストを羽織って気がるに渓流に出かけたいと思います。
佐藤 雄一 | Yuichi Sato
1982年より石巻シーバスフリーク会長。 東北のシーバス、ロックフィッシュ、サクラマス釣りのパイオニア。 現役ソルトトーナメンター。 「ギジー」、「鱒の森」等トラウト雑誌、「釣り東北」「つり人」等ソルトルアー雑誌、執筆。釣りビジョン出演。 バリバス、テンリュウ、ジップベイツ、バスディ、エコギア、フォレスト各フィールドテスター。
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